カーテンレールがむき出しになっていて、なんとなく部屋がスッキリ見えない…。
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、100均のアイテムを使えば、簡単・低コストでカーテンレールカバーをDIYすることができます。
しかも、賃貸でも安心して取り付けできる方法があるため、壁に穴を開けられない方でも安心です。
この記事では、100均で手に入る素材や道具を活用したDIY方法をわかりやすくご紹介します。
さらに、採寸のコツや見た目を整えるテクニックなど、DIYを成功させるためのポイントもしっかり解説します。
「できるだけお金をかけずに、でも見た目はきれいに仕上げたい」
そんな方にぴったりの内容になっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【記事のポイント】
- 100均素材でカーテンレールカバーを自作する方法
- 賃貸でも壁を傷つけずに設置する工夫
- 安くても見栄えよく仕上げるDIYのコツ
カーテンレールカバーを100均で手軽にDIY
100均アイテムで作れるカバーの種類
100均ショップには、カーテンレールを覆うカバーを作るのに適した素材がいくつかあります。中でも人気なのは、プラダン、カラーボード、発泡スチロールボードの3つです。
まず、プラダン（プラスチック段ボール）は、軽くて丈夫な素材です。はさみやカッターで簡単に切れるため、DIY初心者にも扱いやすい点が魅力です。表面にリメイクシートを貼ることで、見た目を好みにアレンジすることもできます。
次に、カラーボードは発泡スチロールに似た素材で、軽量なのが特長です。カッターで加工しやすく、柔らかいため怪我の心配も少なく、子どもと一緒に作業する場面にも向いています。
また、発泡スチロールボードもプラダン同様に扱いやすい素材です。厚みやサイズのバリエーションも多く、アイデア次第でおしゃれなデザインに仕上げることができます。
それぞれの素材には以下のような特徴があります。
- プラダン：丈夫で加工しやすく、コスパも良い
- カラーボード：軽くて柔らかく、扱いやすい
- 発泡スチロールボード：加工自由度が高く、装飾もしやすい
このように、100均素材でも十分にカーテンレールカバーを手作りすることが可能です。部屋のテイストや目的に合わせて素材を選ぶと、満足度の高いDIYが実現できます。
材料と道具はすべて100均で揃う
カーテンレールカバーを手作りする際、必要な材料や道具はすべて100均ショップで入手できます。専門店へ足を運ぶ必要はなく、予算を抑えたい方にもおすすめです。
主な材料は以下のとおりです。
- カバー本体用：プラダン、カラーボード、発泡スチロールボードなど
- 接着・固定用：木工用ボンド、ガムテープ、マスキングテープ
- 装飾用：リメイクシート、布、カラー紙など
これに加えて、作業に必要な道具も揃えておくとスムーズです。
- 計測用：メジャー、定規
- 加工用：カッター、ハサミ
- 補強用：角材、木ネジ（必要に応じて）
- 安全対策：作業マットや段ボール（下に敷く用）
このように必要なものがすべて100円で揃うため、コストを気にせず手軽に始められます。
ただし、道具の質に差がある場合もあるため、カッターやハサミなどの切れ味には注意が必要です。特にカラーボードやプラダンをきれいにカットするためには、刃が新しいものを使うのが理想的です。
また、リメイクシートは貼って剥がせるタイプを選ぶと、貼り直しができて失敗のリスクを減らせます。
このように、DIY初心者でも100均で揃う道具と材料で、費用を抑えつつ実用的なカバーを作ることが可能です。
賃貸でも安心な取り付け方法とは？
カーテンレールカバーを設置したいと思っても、賃貸住宅では「壁に穴を開けられない」などの制約がネックになります。ですが、固定しない方法を選べば、賃貸でも問題なく取り付けが可能です。
もっとも手軽なのは、作ったカバーをレールの上に“置くだけ”の設置方法です。自重で安定する程度の軽さであれば、特に固定しなくても使用できます。この方法なら壁や天井に傷をつけることがありません。
さらに、次のような工夫を加えることで、より安定性を高めることができます。
- レールとカバーの内側をマスキングテープで軽く固定
- 結束バンドや針金でレールに引っかけて支える
- 両面テープを使用する際は、跡が残らないタイプを選ぶ
また、軽量素材（カラーボードやプラダン）を使うことで、落下のリスクを減らせる点も安心です。逆に、重たい木材などを使うと、安全面や耐久性に問題が出る可能性があるため注意が必要です。
賃貸であることを気にせずインテリアを楽しみたい方には、このような設置方法を選ぶのが最適です。必要に応じてすぐに取り外せる柔軟さも魅力の一つです。
カーテンレールカバーの作り方
プラダンを使ったシンプルDIY方法
プラダンは、手軽に使えるDIY素材として人気があります。カーテンレールカバーを自作する場合にも、軽量で加工しやすく、コスパの良さが魅力です。
作り方は以下のような流れになります。
- カーテンレールの幅、奥行、高さを計測
- プラダンをカットし、箱型になるようにパーツを準備
- ガムテープなどでパーツをつなぎ、カバーの形を作成
- 表面にリメイクシートを貼って見た目を整える
- カーテンレールの上に乗せるだけで設置完了
プラダンはカッターで簡単に切れるため、初心者でも安心です。ただし、切る際は勢い余って床や机を傷つけないよう、下にダンボールなどを敷いて作業しましょう。
カバーの奥行は、カーテンのひだが干渉しないように余裕を持たせるのがポイントです。また、リメイクシートを表面に貼ることで、インテリアにもなじみやすくなります。
注意点としては、プラダンは構造的に強度があまり高くありません。そのため、重量のある装飾品などを上に置くのは避けたほうが無難です。
こうして作ったカバーは、シンプルながらも実用的で、遮光性や冷暖房効率の向上にもつながります。
カラーボードで作る軽量カバーの手順
カラーボードは発泡スチロールのような素材で、とても軽く扱いやすいのが特徴です。カーテンレールカバーとして使えば、部屋の印象を簡単に変えることができます。
基本的な作り方は以下の通りです。
- カーテンレールの幅と奥行、高さを計測
- カラーボードを必要なサイズにカット
- 接着剤で各パーツを貼り合わせ、箱型に組み立てる
- 必要に応じてテープで補強
- カーテンレールの上に置いて設置完了
カッターで切る際は、軽く何度かに分けて切ると断面がきれいに仕上がります。ボードの接合部分は木工用ボンドで接着し、乾くまでマスキングテープで固定しておくとズレを防げます。
この方法のメリットは、軽量なためレールに負担をかけにくい点です。また、設置が簡単なので、賃貸住宅でも安心して使えます。
一方で、カラーボードは柔らかいため、ぶつけたりすると凹みやすいというデメリットもあります。そのため、耐久性を求める場合は補強材を追加するとよいでしょう。
カバーの表面は好みに応じてリメイクシートや布で装飾すると、より仕上がりがよく見えます。
木目調素材を使った見栄え重視の方法
見た目の完成度にこだわりたい方には、木目調素材を使ったDIYがおすすめです。木の風合いが加わることで、部屋全体の雰囲気がグッと引き締まります。
作り方の一例は以下の通りです。
- カラーボードや発泡ボードの表面に木目調のシートを貼る
- カーテンレールのサイズに合わせて各パーツをカット
- 木ネジやボンドでしっかり固定して箱型に組み立てる
- 上部に補強用の角材を使い、形を安定させる
- レール上に設置し、動かないように微調整する
表面に木目調のデザインが入ることで、既製品のような見た目に仕上がります。また、角材を使えば構造に安定感が出るため、装飾品を置くことも可能になります。
一方で、使用する素材がやや厚く重くなるため、設置の際にはカーテンレールとのバランスを確認する必要があります。重さが不安な場合は、両面テープやマスキングテープで軽く固定すると安心です。
木目調のカラーボードには複数の色があるため、部屋の家具や床の色に合わせて選ぶとより自然に馴染みます。見た目を重視しつつ、費用を抑えてカスタマイズしたい方に向いている方法です。
100均DIYで失敗しないためのポイント
採寸ミスを防ぐコツと注意点
カーテンレールカバーをDIYする際、採寸は成功のカギを握る重要な工程です。サイズが合っていないと、見た目が不格好になったり、設置がうまくいかない原因になります。
まず採寸時には、以下のポイントを意識しましょう。
- 横幅は、カーテンレールの端から端までを正確に測る
- 奥行きは、レールにかかるカーテンの膨らみを考慮する
- 高さは、カバーがカーテンをしっかり覆うように調整
特に奥行きの採寸では、カーテンが開閉したときに干渉しないかを確認することが大切です。カーテンのひだの厚みや、レールからの出っ張りも含めて測るようにしましょう。
また、採寸ミスを防ぐためには以下の工夫が有効です。
- メジャーを使う際は、たるみや傾きに注意
- 同じ場所を複数回測って、数値のブレをチェック
- 記録はメモ帳やスマホに残しておく
こうすることで、材料のカット時に「思っていたサイズと違う」といった失敗を避けやすくなります。
さらに、余裕を持った設計も重要です。レールの幅より1～2cm広めに作っておくと、少しのズレなら問題なくカバーできます。
一見地味な作業ですが、採寸は完成度を左右する基礎となるため、丁寧に行うことが求められます。
接着や固定を長持ちさせる工夫
DIYで作ったカーテンレールカバーを長く使うには、接着や固定の工夫が欠かせません。時間が経つと接着部分が剥がれたり、カバーがずれてしまうことがあるため、安定感を持たせる仕組みが重要です。
固定力を高めるためには、次のポイントを押さえると効果的です。
- 接着前に素材の表面を軽く拭いて、ホコリや油分を取る
- 木工用ボンドやグルーガンなど、用途に合った接着剤を使う
- 乾燥時間をしっかり確保し、貼り合わせた部分を数分以上押さえる
接着面の強度が不安な場合は、補助的にマスキングテープやガムテープで固定すると安定性が増します。特にプラダンやカラーボードの接合部は、テープで仮止めしてから接着するとズレを防げます。
さらに、構造的な補強を加えるとより長持ちします。
- 角材を使ってカバーの内側を支える
- 結束バンドでレールに固定して落下を防ぐ
- 両面テープを活用する場合は、強力タイプより賃貸向けの再剥離タイプを選ぶ
どれだけ見た目が良くても、すぐに外れてしまっては意味がありません。素材や設置環境に応じた接着・固定方法を選ぶことが、快適な使用感につながります。
見た目を整えるリメイクテクニック
DIYしたカーテンレールカバーをおしゃれに見せたいなら、リメイクの工夫が欠かせません。見た目の完成度を上げることで、手作りでも既製品のような仕上がりが目指せます。
最も手軽に使えるのがリメイクシートです。貼るだけで木目調、レンガ柄、モルタル風などさまざまなテイストが演出できます。100均でも多くの種類が販売されており、貼ってはがせるタイプなら失敗しても安心です。
リメイクシートをきれいに貼るコツは以下のとおりです。
- 貼る前に空気を抜きやすくするため、スキージーや定規を使う
- 表面のホコリをしっかり取り除いてから貼る
- 端からゆっくりと貼り進め、空気が入ったら針で穴を開けて抜く
見た目を整える工夫として、接合部分の処理も大切です。
- つなぎ目に太めのマスキングテープを貼って隠す
- 角に布やクラフト紙を巻いて立体感を出す
- 装飾アイテム（フェイクグリーン、小物など）を軽くディスプレイする
前述の通り、カラーボードやプラダンはそのままだと安っぽく見えることがありますが、ひと工夫加えるだけで印象が大きく変わります。
お部屋のインテリアと統一感を出せるよう、色や質感も意識して素材選びをすると、満足度の高い仕上がりになるでしょう。
まとめ
100均アイテムを活用すれば、カーテンレールカバーを安く、手軽に自作することができます。特別な技術や高価な工具は必要なく、初心者でも取り組みやすい点が大きな魅力です。
主なポイントを以下にまとめます。
- 材料はプラダン、カラーボード、発泡スチロールボードなどから選べる
- 接着剤やリメイクシートもすべて100均で入手可能
- 賃貸でも安心な「置くだけ」設置が可能
- 採寸や接着、リメイク方法にひと工夫加えると、見た目も仕上がりもアップ
見た目を整えながら、遮光性や断熱効果も期待できるカーテンレールカバーは、実用性とインテリア性を両立させたアイテムです。
ちょっとした工夫でお部屋の印象を大きく変えられるので、「カーテンレールがむき出しで気になる」という方は、100均DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。