朝のまぶしい日差しや、夜間の外灯の明かりがカーテンの隙間から漏れてきて困っていませんか?
遮光カーテンを使っているのに、上や横、中央から光が差し込んでしまう…そんな悩みを抱える方は意外と多いものです。
実は、カーテンの光漏れは100円ショップで手に入るアイテムだけでも十分に対策が可能です。
プラダンやマグネットクリップなど、身近な材料を使って、自分で簡単に遮光性を高める方法があります。
このページでは、光漏れの原因を部位別にわかりやすく解説しながら、100均グッズを活用した具体的な対策法をご紹介します。
DIYが初めての方でもできる工夫や、さらに遮光性を高める方法まで幅広く紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
快適な睡眠環境やくつろげる空間づくりのヒントを、ぜひ見つけてみてください。
【記事のポイント】
- カーテンの光漏れが発生する主な原因と部位別の特徴
- 100均で購入できる光漏れ対策グッズの種類と使い方
- 自宅でできる簡単なDIY遮光対策の具体例
カーテンの光漏れを100均グッズで対策
光漏れの原因を部位ごとに解説
カーテンから光が漏れる原因は、主にカーテンの隙間によって起こります。
光漏れの箇所は、上・横・下・中央に分けて考えることができます。
それぞれの部位ごとに原因を把握することで、適切な対策を選びやすくなります。
まず、カーテンの上部から光が漏れる場合は、カーテンレールの上に空間があることが原因です。
窓の上部から入ってくる光が、カーテンと壁の間にできた隙間を通って室内に差し込みます。
次に、左右の横から漏れる光については、カーテンレールの長さが窓の幅とほぼ同じで、カーテンが壁際まで届いていない場合に発生します。
カーテンと壁の間に細い隙間ができてしまうのです。
さらに、下から光が漏れる場合は、カーテンの丈が短いことが原因となります。
床までしっかり届いていないと、窓の下部から外光が入り込んできます。
最後に、中央からの光漏れは、両開きカーテンの合わせ部分に隙間があることが多いです。
生地の重なりが浅かったり、開閉時にズレが生じていたりすると、そこから光が漏れてしまいます。
このように、光漏れは発生箇所ごとに原因が異なります。
まずは自宅の窓周りを確認し、どこから光が入っているのかを把握することが第一歩です。
100均で揃う対策グッズとは?
光漏れの対策に使えるグッズは、実は100円ショップでも手軽に揃えることができます。
コストを抑えながら、効果的に対策したい方には特におすすめです。
主に100均で手に入るアイテムには、次のようなものがあります。
・プラダン(プラスチックダンボール)やカラーボード
・リメイクシートやインテリアシート
・養生テープやガムテープ
・カーテンクリップやマグネットタイプの留め具
・隙間埋め用のクリップ&プレートセット
プラダンやカラーボードは、カーテンレールの上部を覆うカバーを自作する際に役立ちます。
軽くて加工しやすく、DIY初心者にも扱いやすい素材です。
リメイクシートやインテリアシートは、見た目を整えるために使用します。
部屋の雰囲気に合わせた柄を選ぶことで、違和感なく設置できます。
クリップやマグネットタイプの留め具は、カーテンの横や中央の隙間を閉じるのに便利です。
壁にマグネットプレートを貼り付け、カーテンと固定するだけで簡単に光を遮断できます。
ただし、一部のグッズは粘着力が強く、壁紙を傷つける恐れがあります。
取り外す際のリスクを減らすために、はがせるタイプの両面テープを併用すると安心です。
100均グッズを使った簡単な対処法
光漏れ対策は、難しい作業をしなくても100均グッズを使えば簡単に実践できます。
ここでは、部位ごとの代表的な対処法をご紹介します。
まずカーテンの上からの光漏れには、プラダンやカラーボードでカーテンレールカバーを作るのが効果的です。
・カーテンレールの幅と奥行きを測る
・必要なサイズにパネルをカットする
・ガムテープなどで箱型に組み立てる
・リメイクシートを貼って見た目を整える
およそ30〜50分ほどの作業で、手軽にカバーが完成します。
横からの光漏れには、マグネット付きカーテンクリップを使うと便利です。
・クリップをカーテンのサイドに挟む
・マグネットプレートを壁に取り付ける
・カーテンを閉じると磁石で隙間をふさげる
中央からの光漏れには、カーテン同士を止めるためのクリップや留め具が使えます。
隙間が開かないよう、カーテンの重なりをしっかり固定することで光の侵入を防げます。
ただし、マグネットプレートの粘着テープは強力なものが多いため、壁紙を傷める可能性があります。
心配な場合は、マスキングテープやはがせる両面テープを挟んで使うようにしましょう。
特別な工具を使わなくても、工夫次第で十分な効果が期待できるのが100均グッズの強みです。
自宅の状況に合わせて、手軽な方法から取り入れてみるのが良いでしょう。
上や横の隙間におすすめのアイテム
カーテンレール上部の光を防ぐ方法
カーテンの上部から差し込む光は、遮光カーテンを使っていても防げないことがあります。
これは、カーテンレールの構造上、カーテンがレールの下に吊るされているため、どうしても上部に隙間ができてしまうためです。
このような光漏れには、「カーテンレールカバー」を取り付ける方法が効果的です。
カバーが光を遮ってくれるので、室内への侵入を大幅に軽減できます。
自作する場合は、100均で手に入る材料を使って簡単に作ることができます。
例えば以下のような手順です。
・プラダンやカラーボードを使ってカバーを制作
・カーテンレールの長さに合わせて素材をカット
・テープでパーツを固定し、リメイクシートで装飾
カバーはカーテンレールの上に乗せるだけなので、賃貸でも安心して使える点が魅力です。
一方で、手作りのカバーは素材によっては耐久性が低い場合もあります。
頻繁に触れたり、重いものを乗せたりするのには向きません。
また、デザインにこだわりたい場合は、既製品のカバーを選ぶ方法もあります。
ただし価格は数千円かかることが多く、手軽さを求める人には向かないかもしれません。
こうした特徴を踏まえた上で、用途や部屋の雰囲気に合った方法を選ぶのがポイントです。
カーテンの横からの光を遮る工夫
カーテンの左右から差し込む光は、意外と強く、朝方や夜間の室内環境に影響を与えることがあります。
この問題は、カーテンレールの長さや、カーテンの幅が十分でないことが原因になることが多いです。
この場合、カーテンの端を壁に固定して隙間を埋める工夫をすると、光漏れを抑えることができます。
具体的には以下のような方法が効果的です。
・マグネット式のカーテンクリップを使用する
・カーテン端に取り付け、壁に磁石プレートを貼り付けて吸着させる
・見た目もすっきりし、取り付けも簡単
こうすることで、横からの光をピタッと遮ることができ、空間全体の遮光性が向上します。
この方法は工具を使わずに取り付けができるため、DIYが苦手な人でも取り組みやすいのがメリットです。
ただし、マグネットプレートを壁に貼る際に付属の両面テープを使うと、壁紙が剥がれる恐れがあります。
気になる場合は、はがせるタイプの両面テープや、間にマスキングテープを挟むなどの工夫を加えましょう。
このような手軽な工夫でも、朝の光で目が覚めてしまうといった悩みを軽減することができます。
カーテンと壁の隙間を塞ぐ便利グッズ
遮光カーテンを使っていても、カーテンと壁のわずかな隙間から光が漏れることがあります。
これは特に、窓枠とカーテンの距離が近い場合や、壁にカーテンが密着していないケースで起こりやすいです。
そんなときに役立つのが、カーテンと壁の隙間をピタッとふさぐための専用グッズです。
100円ショップでも、専用の「カーテンと壁の隙間防止クリップ&プレートセット」が手に入ります。
このアイテムの使い方はシンプルです。
・カーテンの端にクリップを差し込む
・対になるスチール板を壁に貼り付ける
・磁石の力でカーテンと壁がしっかり密着する
これにより、壁とカーテンの間にできた隙間が埋まり、光の侵入を防ぐことができます。
見た目も自然で、洗濯バサミなどを代用するよりもインテリアになじみやすいのもポイントです。
ただし、強力な両面テープを使用しているため、取り外し時に壁紙が傷つく可能性があります。
賃貸住宅では、粘着力の弱いテープやマスキングテープを挟むなど、慎重な対応が求められます。
こうした手軽に導入できるアイテムを活用すれば、快適な睡眠環境を整える一助になります。
100均以外も含めた遮光強化アイデア
より高い遮光性を求める場合の選択肢
カーテンの光漏れが気になる場合、100均アイテムでも一定の効果はありますが、より高い遮光性を求める場合には、別の方法を検討することが必要です。
まず、遮光性能の高い専用カーテンレールを導入する方法があります。
これは、レール自体にカバーが付いていて、カーテン上部やサイドからの光をカットできる構造です。
一般的なレールより価格は高めですが、機能面では優れています。
次に、窓全体を物理的に覆う「後付けシャッター」も選択肢のひとつです。
これは外からの光をほぼ完全に遮断できるため、夜勤明けで昼間に寝たい人などには特に有効です。
同時に、防音や防犯、断熱といった副次効果も期待できます。
そのほか、厚手の遮光ロールスクリーンや、窓全体を覆う二重カーテンなども対策として有効です。
以下のような手段が挙げられます。
・遮光機能付きカーテンレールの導入
・後付けの外付けシャッターや雨戸
・断熱・遮光性に優れたロールスクリーン
・遮光裏地付きの二重カーテン
こうした方法は、ある程度の費用がかかる反面、光漏れの根本的な解決につながります。
100均グッズで満足できない方は、ライフスタイルや予算に合わせて本格的な対策も検討してみてください。
市販のカーテンボックスとの違い
カーテンの上部からの光漏れ対策として使われる「カーテンボックス」には、自作する方法と市販品を購入する方法があります。
それぞれに特徴があるため、目的や好みに応じて選ぶことが大切です。
自作のカーテンボックスは、100均素材で手軽に作れる点が魅力です。
プラダンや発泡スチロールボードを使い、リメイクシートで装飾すれば、インテリアにもなじみます。
コストも安く、加工がしやすいためDIY初心者でも取り組みやすいのが利点です。
一方、市販のカーテンボックスは、デザイン性・耐久性ともに優れています。
木製や樹脂製など素材の選択肢も多く、部屋の雰囲気に合わせた商品を選ぶことができます。
また、構造がしっかりしているため、長期的な使用にも向いています。
両者の主な違いは以下のとおりです。
・自作:コストが低い/軽量で設置が簡単/見た目にやや手作り感あり
・市販:デザイン性が高い/価格はやや高め/しっかりした遮光性が期待できる
見た目にこだわりたい、長く使いたいという人には市販品が向いています。
一方、まずは手軽に試してみたい人には自作がおすすめです。
目的や設置環境に合わせて、どちらが自分に合っているかを考えるのがポイントです。
窓全体の遮光性を高めるために
カーテンまわりの光漏れ対策をしても、窓全体の遮光性を高めるには、他の部分の工夫も必要です。
特に、窓ガラスやサッシからの光の侵入を見落としがちですが、ここを対策することで遮光効果がさらに高まります。
一つの方法として、窓に遮光フィルムを貼る手があります。
これにより、日中の直射日光をカットしつつ、目隠し効果も得られるため、プライバシー対策にもなります。
また、厚手の断熱カーテンや遮熱カーテンを使うことで、遮光性と同時に室内の温度調整にもつながります。
窓のサイズに合わせてオーダーすることで、上下左右の隙間を最小限に抑えることが可能です。
その他、ロールスクリーンやブラインドを併用することで、光の侵入を段階的に調整することもできます。
主な対策例は以下の通りです。
・遮光フィルムを窓ガラスに貼る
・断熱・遮光カーテンで隙間をカバー
・ロールスクリーンやブラインドを併用する
・カーテンボックスと合わせて多重の遮光構造を作る
このように、カーテンだけに頼らず、窓まわり全体を見直すことで、より効果的な遮光環境を作ることができます。
快眠を求める方や、映画や動画を楽しみたい方にとって、これらの対策は快適な空間作りに直結します。
まとめ
カーテンの光漏れは、身近な100均アイテムを活用することで、手軽かつ効果的に対策することが可能です。
高価な設備を導入しなくても、ちょっとした工夫と道具の使い方次第で、遮光性を大幅に高められます。
主なポイントは以下のとおりです。
・光漏れの原因は「上・横・下・中央」といった隙間にある
・プラダンやカラーボードでカーテンレール上部をカバーできる
・マグネット付きのクリップやプレートで横・中央の隙間をふさげる
・強力なテープを使う際は、壁紙へのダメージに注意が必要
・100均アイテムでも十分に効果が感じられる
さらに高い遮光性を求める場合は、市販のカーテンボックスや遮光レール、ロールスクリーン、外付けシャッターなどの導入も視野に入れるとよいでしょう。
まずは光の侵入箇所をしっかり確認し、自宅の状況に合わせた方法を選ぶことが大切です。
コストを抑えながら、快適な室内環境を整えたい方にとって、100均アイテムは有力な選択肢と言えるでしょう。